Dec.07, 2010
PSP,PS3セーブデータのPSセーブデータとして変換する方法に関してまとめました。

PS3は、旧PlayStation互換ソフト(アーカイブス)のセーブデータをPSメモリカードとやり取りする事ができます。 それには、PS3のメモリカードアダプタとUSBケーブルが必要です。
さらにPS3のメモリカードアダプタとPC間でセーブデータのやり取りを行えるフリーウエア(MCRWwin.EXE)があります。 これらを使う事でPSメモリカードとPC間でセーブデータをやり取りできます。

 PSPの場合は、USBで直接PCに接続したり、PS3メモリカードアダプタをPS3にUSB接続する事でPS3仮想セーブデータとして扱う事ができます。
またPS1変換フリーウエアVPM to MCR Converterもあります。 これらを使用する事でPCとやり取りできPS1セーブデータに変換できます。

1.PS3のセーブデータをPCに取り込みPS1用に変換
  PS3のセーブデータをCATで扱えるフォーマット(PS1データ)に変換、逆変換する方法です。
 

1−1. PS3セーブデータをファイルに変換する

  CATで取り扱えるファイルにセーブデータを変換を以下の2つの手順で行います。

(1) PS3→USB接続メモリカードアダプタ→PSメモリカード
   公式PS3|メモリーカードのセーブデータを使うを参照して下さい。
   PS3のPS1仮想メモリカードデータをPSメモリカードにコピーする。

(2)  →USB接続メモリカードアダプタ→PC:(MCRWwin.EXE)→ファイル
   PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐを参照して下さい
   MCRWwinを使ってPSメモリカード上のデータをPCに読み込みます。

   このファイル化ができたら、本HPのCATで扱う事ができるようになります。


 

1−2. ファイルをPS3セーブデータに変換する

  CATで編集したセーブデータをPS3に戻すには、以下の2つの手順で行います。

(1) ファイル→PC:(MCRWwin.EXE)→USB接続メモリカードアダプタ
   PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐを参照して下さい
   MCRWwinを使ってPC上のWinPsmファイルデータをPSメモリカードに書き込みます。

(2) →PSメモリカード→USB接続メモリカードアダプタ→PS3
   公式PS3|メモリーカードのセーブデータを使う参照して下さい。
   PSメモリカードをPS3に仮想メモリカードデータとしてコピーする。



2.PSPのセーブデータをPCに取り込む
 

2−1. PSPセーブデータをPCに取り込む(PSP本体のみ)

  PCに取り込んで他のPSPとファイル交換等ができます。CATで扱うには、3−1の変換が必要です。

○(必要な物)
  市販のUSBケーブル(mini-Bタイプ端子に対応したUSBケーブルが使用できます。
  Memory Stick Duo, Memory Stick Pro Duo
  PSP本体

○(手順)
 (1) USBケーブルをパソコンとPSP本体につなぎます。
  パソコンの電源は切らずにUSBケーブルをつないで下さい。
  PSP本体はホームメニューの状態にして下さい。

 (2) PSP本体をパソコンから扱えるようにします。
  PSPのホームメニューから方向キーで左、右で「設定」のカテゴリを選択したら、
  方向キー上、下で「USB接続」を選択し、○ボタンで実行します。

正しく接続された場合 接続されていない場合
「USBモード」と表示されます。
×ボタンを押すとUSB接続が解除されます。
データの読み込み中にUSB解除しない様に、ご注意下さい。
「USBケーブルを接続してください」と表示されます。
PSP本体もしくはパソコン側でUSBケーブルが接続されていません。
接続部分を確認してください。
*注)PSP本体の接続方法の詳細に関してましては、PSP本体の取り扱い説明書をご覧下さい。

 (3) パソコンを操作し、対象ゲームのディレクトリを探します。
  ○(ディレクトリ構成)
(Carnage Heart EZの場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS00919\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

(Zeusの場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS01666\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

(Zeus2の場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS02318\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

 (4) 対象ディレクトリとPC間でファイル操作をする。
  PCに取り込むならPSPからPCにコピーする。
  PSPで使用したいならPCからPSPに上書きする。(上書きした場合は、前のセーブデータは消えます。)

 (5) PSP本体とパソコンの接続を終了する。
  パソコンから接続すを終了するコマンドを実行します。
  正しく終了できましたらPSP本体のUSB接続を×ボタンで終了させ、USBケーブルを取り外します。
 
 (注意: このセーブデータを上書きしたら、前のセーブデータは消えます。)
 (注意: PSPGoの場合は、ゲームと同じ場所にセーブデータをおく必要があります。)


 

2−2. PSPセーブデータをPCに取り込む(PCメモリカードリーダー)

  PCのメモリーリーダー等を使ってメモリーステックを直接扱う方法です。
  この方法だけでは、CATで扱えませんが、PCに取り込んで他のPSPとファイル交換等ができます。

  (1) PCメモリカードリーダーにメモリステックを挿入する。
    PCメモリカードリーダーにPSPでセーブデータがあるメモリステックを接続する。

  (2) 対象ゲームのディレクトリを開く
   以下の様に対象ゲームのディレクトリを開きます。




○(ディレクトリ構成)
(Carnage Heart EZの場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS00919\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

(Zeusの場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS01666\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

(Zeus2の場合)
  PSP→USB接続→\PSP\SAVE_DATA\SLPS02318\ 以下のファイルか、このフォルダごとコピー
  SCEVMC0.VMP メモリスロット1セーブデータ
  SCEVMC1.VMP メモリスロット2セーブデータ
  ICON0.PNG セーブデータアイコン
  CONFIG.BIN
  PARAM.SFO

  (3) 対象ディレクトリとPC間でファイル操作をする。
    これを直接PCで捜査してやり取りするだけです。

   (注意: このセーブデータを上書きしたら、前のセーブデータは消えます。)
 (注意: PSPGoの場合は、ゲームと同じ場所にセーブデータをおく必要があります。
      PSPGoの場合は、PSPのUSB接続で直接やり取りした方が良いと思います。)




3.PSPセーブデータをPSセーブデータに変換する
 

3−1. PSPセーブデータをPSセーブデータに変換する(PSP本体のみ)

  前記2つの方法のどちらかでPSPからPCに取り込んだセーブデータ(VMP)をCATで扱えるPS1形式(MCR)に変換します。
  これを行う為にフリーウエアのVPM to MCR Converterを使用します。
  (注: このツールは、VMPからMCRにしか変換できず、逆変換は出来ません。)

  (1) VMP2MCR.exeを起動します。

  

  (2) OPENで対象のVMPディレクトリの中のスロット1か2のセーブデータを選択します。
    ※VPMファイルは2つあり、以下のようになっていますのでどちらかを選択して下さい。
     SCEVMC0.VMP・・・スロット1のセーブデータ
     SCEVMC1.VMP・・・スロット2のセーブデータ

  (3) Convertで出力する
    出力ファイル名を聞いてくるので、名前を決めてファイルを出力します。
    Conversion Completeと出れば成功です。

  (変換したmcrの使用方法)
  ・ 生成されたMCRファイル(PS1セーブデータ)をCATで扱う事ができます。
  ・ このファイル拡張子を.bin等に変更する事でpSX等のエミュレータで使用する事ができます。
  ・ MCRWwinを使ってPS1のメモリカードに書き込めます。
     (PS1で使用する方法は、PSのメモカデータ読み書き参照)
  

 

3−2. PSPセーブデータをPSセーブデータに変換する(PS3を使う)

 注意:PSPだけでは対応できないのでPS3が必要です。
  CATで取り扱えるファイルにセーブデータを変換するには、以下の3つの手順で行います。

(1) PSP→USB接続→PS3:セーブデータ管理→PS3
   公式PS3|セーブデータをPSPで使うを参照して下さい。
(注意:メモリカード単位では無く中のセーブデータ単位です。事前にゲームのセーブデータが必要)
   PSPのセーブデータ単体をPS3の仮想メモリカードを指定してコピーする。

(2)  →USB接続メモリカードアダプタ→PSメモリカード
   公式PS3|メモリーカードのセーブデータを使うを参照して下さい。
   PS3のPS1仮想メモリカードデータをPSメモリカードにコピーする。

(3)  →USB接続メモリカードアダプタ→PC:(MCRWwin.EXE)→ファイル
   PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐを参照して下さい。
   MCRWwinを使ってPSメモリカード上のデータをPCに読み込みます。

   このファイル化ができたら、本HPのCATで扱う事ができるようになります。



4.PSセーブデータをPSPセーブデータに変換する
 

4−1. PSセーブデータをPSPセーブデータに変換する(PS3を使う)

 注意:PSPだけでは対応できないのでPS3が必要です。
  CATで編集したセーブデータをPSPに戻すには、以下の3つの手順で行います。
(1) ファイル→PC:(MCRWwin.EXE)→USB接続メモリカードアダプタ
   PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐを参照して下さい。
   MCRWwinを使ってPC上のWinPsmファイルデータをPSメモリカードに書き込みます。

(2)  →PSメモリカード→USB接続メモリカードアダプタ→PS3
   公式PS3|メモリーカードのセーブデータを使うを参照して下さい。
   PSメモリカードをPS3に仮想メモリカードデータとしてコピーする。

(3)  →PS3:セーブデータ管理→USB接続→PSP
   公式PS3| セーブデータをPSPで使うを参照して下さい。
(注意:メモリカード単位では無く中のセーブデータ単位です。事前にゲームのセーブデータが必要)
   PS3の仮想メモリカード内のセーブデータを指定してPSPにコピーする。



5.PlayStationメモリカードとPCとのファイルのやり取り

   PSのメモカデータ読み書き参照


6.補足1

  ○PS3とPSPの間でのセーブデータの取り扱いに関する操作は、以下を参照。
   PS3 <-> PSPのPSアーカイブスゲームのデータ等は、SONYが公式にサポートしています。
   公式PS3| セーブデータをPSPで使う参照。

  ○PS3のメモリカードアダプタをPCに繋ぐ
   PS3ではPS1、PS2との互換の為にSONY純正でメモリカードアダプタを販売しています。
   このアダプターをPCに接続して読み書きする方法です。この方法を私は使ってます。
   (拡張子は、memでCATではwinpsm選択で対応)
   その読み書きするソフトは、以下
   MCRWwin.EXE


7.補足2(MCRWWIN.EXEのインストール)

時々うまくいかない人が居るみたいなので、MCRWWINのインストールに関して少しまとめてみました。
私が行ってうまく行った時の物であくまでも参考ですのでうまく行かなくても、あしからず。
(経験上、他のUSB接続したデバイスとドライバ衝突する事がありました。
   他のUSB接続デバイスを外してから接続する事をお勧めします。)

1. PS3用 メモリーカードアダプタを PCにつなぐ からmcrwwin110.lzhを入手
2. 次にガジマルの森からuusbdv20beta.zipを入手
3. それぞれを解凍(mcrwwin110.lzh,uusbdv20beta.zip)
4. mcrwwin110のフォルダに必要な物を集める
    uusbdv20beta/LIB/uusbd.dllと
    uusbdv20beta/SETUP/uusbd.infと
    uusbdv20beta/SETUP/uusbd.sysを
    mcrwwin110にコピー
5. mcrwwin110にコピーしたuusbd.infを書き換える。
    参考としてサンプル
6. ここでメモリアダプタをusbでPCに接続
    すると新しいHWウイザードが起動すると思います。
    そこで、ドライバとしてmcrwwin110のフォルダを指定してください。
    これで出ないときは、windowsの右下のカードのアイコンを右クリックして下さい。
    するとMemoryCardAdaptor with uusbd Driveが出ていると思います。
    出ていない場合は、見慣れない名前のデバイスを選択して下さい。
    (  これは何と出るか判らないので感です。)
    そしてプロパティボタンを押す。そしてドライバタグを選択して、
    ドライバの更新ボタンを押します。これでハードウエア更新ウイザードが起動できます。
 6-1. いいえ、今回は接続しませんを選ぶで次へ
 6-2. 一覧または特定の場所からインストールするを選ぶで次へ
 6-3. 次の場所で最適のドライバを検索するをチェックで次の場所を含めるをチェック、
   さらに参照ボタンを押してmcrwwin110のフォルダを選択して次へ
7. mcrwwin.exeを実行する。
8. メモリカードをメモリカードアダプタに差し込む
9. mcrwwin.exeでやりたい操作を行う。

注) MCRWWINは、windowsXP用に作られているようなのでwindows7で使うには
   XPmodeで使う必要がある様です。

    以上

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